建物改修技術:剥落防止工法
美しい外壁タイル仕上げを保全する新しい改修提案
特殊な専用アンカーでタイルとモルタル層を固定した後、特殊繊維で塗膜強度を高めたアクリル樹脂にてタイルの面を覆うことで、既存のタイルの意匠はそのまま維持しつつタイル剥落を防止できる工法です。外壁タイルの傷みが気になっていたり、このまま剥落の恐れが出てくる前におすすめの工法です。
外壁タイル剥落防止工法 エバーガード
美観の維持を追求した外壁タイルの剥落防止工法
外壁タイル張り仕上げは、耐久性と高級感を有する外壁仕上げとして、数多くの建物で採用されていますが、剥落事故が大きな問題となっています。現在様々な剥落防止工法が存在しますが、既存タイルを覆い隠してしまうものが多く、タイルの質感、意匠を復旧するには施工後に再度タイル張りが必要でした。それら問題を解決する質感保持を重点においた剥落防止工法です。
剥落防止のメカニズム
- EVERGUARD -
外壁タイル張りの建物は、劣化が進行するとタイルやモルタル層の剥離事故に繋がります。以下は剥落のパターンと、エバーガード工法のメカニズムです。
エバーガードの特長
- EVERGUARD -
既存のビルなど、タイル仕上げの建築物の美観維持を追求した、外壁タイルの剥落防止工法です。透明度の高い樹脂皮膜で最大限に外観意匠を維持します。
高透明度樹脂被膜でタイルを一体化
エバーガード工法は、特殊専用アンカーにてタイル・モルタル層を躯体に固定し、特殊繊維によって塗膜強度を高めた透明度の高いアクリル樹脂でタイル面を被覆することで、既存タイルの意匠性を保持しながら、剥落を防止する工法です。
変色しにくい特殊な樹脂
耐候性がよく変色しにくいアクリル樹脂に特殊繊維を混入し、樹脂強度を高めた繊維強化透明アクリル樹脂「エバーガードF」を主材として採用。タイル面を被覆しながらも長期間タイルの美観を維持します。
質感を生むトップコート
被覆効果の高い有機系材料を使用するために問題となるのが表面の光沢感。エバーガードでは、艶度合いの異なる3種類のトップコートを用意することで現状タイルに近い質感を 生み出すことが可能です。
汚染しにくいトップコート
自己洗浄効果のある親水型トップコートで、表面に付着した塵や埃を雨によって洗い流すため、雨ダレ跡が残りにくく美観を維持します。また主成分がアクリルシリコン樹脂であるため耐候性にも優れています。
ライセンス取得者による施工
現場施工で形成される剥落防止層は、施工作業者の技術力に依存する部分が大きいと言えます。エバーガード工法では剥落防止の重要性を深く理解し、ライセンス取得者による責任施工体制を敷いています。