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建物改修技術:外壁リフォーム材
外壁タイル剥落事故の危険に、信頼できる安全対策
既存ストックの有効活用が強く求められている近年、タイル張りや脆弱なモルタル下地で作られた外壁は老朽化や地震によってはく落事故を起こす危険が潜んでいます。はく落防止・タイル改修リフォーム材「モダンアートストーン」は、外壁のはく落を防止するとともに建物の長寿命化を実現した外壁改修材料・工法です。
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剥落防止・タイル改修リフォーム材 モダンアートストーン工法
タイル改修に最適な高級・外壁リフォーム材
磁器タイル面の仕上げの素晴らしさは高級感と建物の保護機能性にあります。その反面劣化が進行するとコンクリートやモルタル片・タイル陶片のはく落につながりかねない危険性も潜んでおり、メンテナンスは「はく落防止」「意匠性の維持」「立地条件に見合った工法選び」これらの条件に最適な工法を選択する必要があります。モダンアートストーンはこれらの条件に最適な工法です。
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モダンアートストーン工法の特長
- MODERN ART STONE -
高級な石材調で既存意匠をアップグレードできる高いデザイン性と、高耐久性のボンドによる圧着と鎧張り工法で建物全体を保護しつつ防水性も付与し、外壁の劣化要因をシャットアウトできます。また、材料も軽量で建物にかかる負担も軽減。磁器タイルを剥がすこと無く改修できる施工性で騒音や悪臭、粉塵なども発生せず安心安全な工事ができます。
鎧張り工法(KS-MA工法)
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モダンアートストーンの標準工法である鎧張り工法は、耐久性の高い専用ボンドで一枚ずつ圧着して張り合わせ、一体化接合を行います。目地を重ね合わせて張ることで仕上げ層は連続した一枚壁になり、より丈夫な外壁を形成することができます。
シンプルさが魅力の施工工程
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磁器タイルの場合の施工は上図手順となります。夏季など高温下での施工時は、下地調整後、吸収防止剤としてMAシーラーの塗布を推奨します。ボンドの下地調整材への吸収を抑え、塗り付けの作業性が改善されます。
磁器タイル改修工法
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この工法は、鎧張り工法の工程に専用のアンカーピンを追加して仕上げる一貫工法で、より強力な補強をしたい場合におすすめです。下地を残したままで改修ができるので、現地での建設廃材を削減したい場合にも最適です。
剥落防止性能試験基準クリア
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磁器タイル改修工法は、日本道路公団(現NEXCO)のコンクリート片はく落防止対策工法における性能特性として、「はく落防止の押し抜き試験」にて基準値の押し抜き強度1.5kNをクリア。確かな安全性が実証されています。