スマート検査報告書作成システムST
建物診断業務をデジタル化するアプリです。データは全てクラウドで共有・管理できます。
「スマート検査報告書作成ソフトST」(以下、スマートST)は土木・建築物などの診断業務をタブレットで調査できるアプリです。
アプリに図面を読み込み、浮きやひび割れ等の劣化情報を入力。入力データはクラウドサーバーで随時保存・共有されるので、どこからでも作業にアクセスし進捗確認できます。また、1つの現場に対して複数人での作業も可能。作業後のデータはクラウドサーバーから所定の帳票のフォーマットで出力するだけなので、従来、各種帳票の作成に掛かっていた時間も大幅に削減することができます。
スマートSTの特徴
建物診断業務の生産性と作業性、帳票作成を効率化します。
1.現場調査
【従 来】
調査した劣化情報を図面や野帳に手書きで記入している。
【スマートST】
劣化情報をタブレットアプリに入力するだけ。
2.報告書作成
【従 来】
図面や野帳の手書き文字を確認しながらPCへ入力。
【スマートST】
アプリに入力された劣化情報はクラウドに保存されており入力不要。
3.報告書出力
【従 来】
数値の入力漏れ、間違い等がないか確認し、書式に整え出力する。
【スマートST】
クラウドからワンクリックで所定の帳票様式でダウンロード。
スマートSTの機能について
SYSTEM FUNCTION
調査に特化した高い柔軟性であらゆる現場に対応可能
現場ごとに必要となる調査項目をカスタマイズ設定できます
現場の調査では対象物により、例えばクラック調査の場合やタイル浮きの調査、剥落跡など劣化の種類が異なったり混合している場合があります。
スマートSTでは、あらゆる現場に対応できるよう、予め各種の項目をカスタマイズすることができます。劣化種類、種類ごとの拾い方、図面上での見せ方など、高い柔軟性で調査のし易さと第三者からの分かり易さを両立します。
かんたん操作、安全な作業
直感的な操作で誰でもすぐに使えます
現場ごとに登録された図面に、調査した劣化情報をタップしてプロットしていきます。図面に入力された各種の劣化情報は、タイルサイズや図面の縮尺サイズに応じて自動で縮尺されます。
また、現場の調査に持ち込むのはタブレットのみなので、従来のような紙の図面やそれに記入する何種類ものペン、デジタルカメラなどは必要なく、高所において安全な作業ができます。
タブレットで撮影した写真は劣化箇所に紐付きます
写真は常にクラウドに保存・管理され写真台帳の出力もかんたんです
劣化箇所の写真は、タブレット端末のカメラで撮影することで図面上に挿入でき、劣化箇所との紐付けができます。また、後から写真を挿入することもできます。
写真はクラウド上で管理され、写真台帳の作成も所定のフォーマットに自動で整理されるので、クラウドからダウンロードするだけ。従来の作業から大幅に効率化されます。
現場単位でデータを共有。役割に応じ柔軟に権限を設定できます。
データのクラウド共有でいつでもどこでも進捗確認が可能です
現場の調査データは常にクラウドと同期しており、いつでもどこからでも進捗状況を確認することができます。
また、現場に関わるメンバーに対して、クラウドにアクセスするための権限を割り振ることが可能となっており、メンバーの役割に応じた使い方ができます。
図面・数量書・写真台帳の出力もクラウドからワンクリックで完了
クラウドに保存された調査情報は、所定のフォーマットで出力できます
調査した劣化情報はクラウド上で管理され、劣化図面・劣化数量・写真台帳それぞれの様式に自動で整理されます。
従来のような紙の図面からの転記がなくなるため、報告書作成作業が大幅に効率化される他、ヒューマンエラーが無くなるため、より正確なデータが提供可能です。
スマートSTが評価されている理由
導入企業様にご評価いただいております
Point 1
手書きが無くなり報告書も即日アウトプット
業界では劣化情報を手書きで記入するアナログな手法が一般的。この手法は作業員によって記入した文字やまとめ方に個人差がでるため、報告書の作成に多大な労力を要していましたが、スマート検査報告書作成システムはタブレットで調査するので作業効率も良く数値が正確です。
手書きで行う従来の手法
個人差の出る手書きでの調査手法。これを持ち帰り清書し写真台帳も作成しなければならなく、人的負担が大きいです。業界ではこのような調査手法は今もなお多いです。
システム使用の場合
タブレットアプリで劣化情報の入力と写真撮影をすることで、劣化図面・数量表・写真台帳等、自動的に各種様式にまとめられ、クラウドからダウンロードできます。
Point 2
現場の管理がスムーズになる
現場でおこなっているスマートSTでの調査作業の状況データは、常にクラウドサーバーとリアルタイムで同期しているため、インターネットの接続環境があればどこからでもクラウドの管理画面から作業の進捗状況を確認することができます。
従来の場合
作業後の報告等でしか分からない、また進捗報告のできる機能を持つシステム等を別途活用する必要があります。
システム使用の場合
管理者は確認したい時にクラウドへアクセスするだけで、細かい作業進捗状況を確認することができます。
Point 3
高所作業における安全性が高い
従来の調査では紙に記入するための数色のペンや、写真記録用のデジカメ、そして大量の図面用紙を持って作業にあたる必要があります。高所においては強風による図面の紛失や、手持ち道具の落下などの危険性が高まります。スマートSTの場合、持ち物はタブレット端末のみなので、極めて安全性が高いです。
従来の調査方法
筆記具のペン、デジカメ、図面などを持った高所作業では安全面に注意する必要があります。
システム使用の場合
必要なのはアプリの入ったタブレット端末のみ。不安定な場所、環境でも安全に入力できます。
実際の現場での効率化 参考実績例
手書き記録の作業性の悪さと不正確さを解決します
スマートSTと通常調査での比較
以下は、某地下鉄の構内壁面の調査(調査面積:約3,500平米)において、従来の方法で調査から報告書作成までを行ったA社の結果と、同じく調査から報告書作成までをスマートSTを活用して行った弊社の結果を比較したものです。※スマートSTの調査日数が多くなっているのは、A社と比べ作業員の人数が少ないため。
[A社] 調査方法:打診+手書き野帳
作業日数 | 数量 | 金額 | |
調査費用 | 13日 | 45 | 1,700,000円 |
報告書作成費用 | 22日 | 33 | 900,000円 |
合計 | 35日 | 78 | 2,600,000円 |
[スギテック] 調査方法:打診+スマートST
作業日数 | 数量 | 金額 | |
調査費用 | 18.5日 | 42 | 1,200,000円 |
報告書作成費用 | 2.5日 | 2.5 | 125,000円 |
合計 | 21日 | 44.5 | 1,325,000円 |
スマートSTの導入効果
スマートSTご利用は別途クラウドサーバーが必要です
アプリのご利用には専用のクラウドサーバーが必要です。別途クラウドサーバーを使用することで、調査項目のカスタマイズや、撮影写真の紐づけ、権限設定などの専用機能を使うことができるようになります。
システム機能例1
補修マーカー作成/登録機能
劣化情報を登録する際に使用するマーカーの表示や補修の分類などを、Web上から作成/登録することで、アプリで使用できるようになります。
システム機能例2
権限管理機能
現場でシステムを使用するにあたり、関わるメンバーに対して、システムのクラウドサーバーにアクセスするための各種権限を割り振ることが可能となります。
システム機能例3
帳票出力機能
入力した劣化情報や撮影写真等のデータはクラウドサーバーに同期・保存されます。それらは各種帳票のフォーマットに整理され、管理画面からダウンロードできます。
Q & A - よくある質問
よくあるご質問をまとめました。ご参考ください。
PC版
対応OS:Windows10/Windows11
推奨ブラウザ:Google Chrome最新版/Microsoft Edge最新版
タブレット版
対応OS:iPadOS14以降~/Android8.0以降~
推奨スペック:iPad Air2以降~/iPad Pro(第一世代)以降~
※Androidは端末によりうまく動作しない可能性がございますので、ご利用の際はお問い合わせください。
CADソフト
推奨ソフト:AutoCAD(R13以降)/ JW-CAD(画像埋め込み非対応)/ DXFファイル(R13以降)の読み書きできるCADソフトウェア
https://www.sugitec.net/smartst/contract/
具体的な料金は継続使用、またはお客様の想定される活用方法(例えば一定期間のみスポットで使いたい等)によってお見積りさせていただいておりますので、お気軽にお問い合わせください。